PCR検査について

8月に入りいよいよ「UCIワールドツアー」が再開しています。
各レースでは、再開直前にUCIより公表された新型コロナ対策に関するガイドラインが遵守され、すでに何人かの「PCR検査陽性者」もでております。
そこで今回は、今後UCIレースに出場するために必要となっていくであろう「陰性証明検査」について、現在の状況などをまとめてみたいと思います。
◯UCIのガイドライン
レースに出場する選手については、以下の検査を実施し、陰性であることを証明する必要があります。
「レース前後検査(UCIワールドツアー&プロシリーズ/ワンデーレース)」

「レース前後検査(UCIワールドツアー&プロシリーズ/ステージレース)」

「レース前後検査(UCIクラス1&2/ワンデーレース)」

「レース前後検査(UCIクラス1&2/ステージレース)」

ざっくり説明しますと、UCIワールドツアー及びプロシリーズのレースに関しては、レース開始6日前及びレース開始3日前にテストを実施。
一方、UCIクラス1及び2のレースに関しては、レース開始3日前にテストを実施ということになります。
尚、これらのテストに係る各種経費はチーム負担となります。
◯日本国内での検査体制
PCR検査については、医師が必要と判断した場合は、都道府県等が指定する医療機関で実施され、これらの機関においてPCR検査を実施した場合の費用は公費負担となり自己負担はないとのことです。
一方、UCIレースに出場するための自費診療については、現状、日本国内では1件あたり2〜4万円ほどが相場となっているようで、また、検査結果が判明するまで2~3日を要している状況であり、チームの負担や日数面を鑑みると現状では問題が多いと考えられます。
今後、検査費用の低下や、検査結果のスピードアップが求められるところです。
◯偽陽性・偽陰性、検査の意味
PCR検査については、偽陽性・偽陰性があり、検査の結果はあくまで「参考」であることが前提となります。
そのことから、PCR検査の実施によりゼロリスクを獲得することは不可能であるものの、「感染拡大の確率を下げるためにできることをやる」というのがこの取り組みの主な狙いとなります。
◯ここまでの影響
UCIレースが再開してしてから、すでに何名かの選手が「PCR検査陽性」となっています。
そして、その選手自身と、その選手と接触のあった選手やスタッフなどは、症状の有無に関わらず、PCR検査の結果が陰性となるまではレースへの出場を見合わせている状況です。
現状では、お大枠でみると以下の内容の取り組みが導入されています。
◯レース開催地域のパンデミックの状況確認(フェーズにより対策内容が変わる)
◯選手などを一定の隔離状態に置く(陽性者がでた際の影響を最小限にとどめる)
◯定期的なPCR検査の実施(リスクを軽減するための戦略的処置)
すでにPCR検査の陽性者は出てしまってはいますが、一方で、陽性者がでている上で、全体がコントロールされている状況であれば、むしろポジティブであるという見方もできます。
引き続き、各種状況をチェックしていきたいと思います。


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