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東京ステージ<レポート>

レイモンド・クレダーは東京ステージV、ネイサン・アールは個人総合V、チーム右京は今大会4戦3勝でチーム総合V
​​​​​​​⽇時:2022年5⽉22⽇(日曜⽇) 
天候:晴れ23℃ 
来場者数:23,000人
内容:三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン2022 東京ステージ

大会最終日の東京ステージは恒例の大井埠頭周回コース。1周7kmを16周回する、平坦コースでの高速バトルが繰り広げられた。

スタートラインに付くリーダー達
参議院議員自転車活用推進議員連盟のメンバーでもある朝日健太郎議員名誉スターターのもと、午前11時にパレードスタートをした。

メイン集団
3.8kmパレード走行を経てからのアクチュアルスタート。例年通り、スタートアタックを決めようと、活発なアタック合戦が始まった。

メイン集団
2周回目、ライアン・カバナ(ヴィクトワール広島)を含む8名の逃げが決まりかけたが、総合7位に位置するライアン・カバナに協調して逃げてくれる仲間を得られずメイン集団に引き戻された。

メイン集団
その後もアタックが決まらないまま、6周回目に門田 祐輔(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム)、⻄尾 勇⼈(那須ブラーゼン)、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ)の3名が抜け出し、ここでようやく逃げが決まる。追走3名に17秒、メイン集団に35秒のタイム差を築いて7周回目に突入。8周回終了時点ではメイン集団におよそ1分30秒のタイム差を付けてレースが完全に落ち着きを見せる。
9周回目、入部 正太朗(弱⾍ペダルサイクリングチーム)、山田 拓海(⽇本ナショナルチーム)、新城 雄大(キナンレーシングチーム)の追走3名が逃げ集団と合流。合計6名の逃げ集団となって、メイン集団に1分20秒のタイム差。10周回終了時で1分10秒、11周回終了時で56秒差と少しずつタイム差は詰まるものの、依然レースは安定した状態で淡々と進んで行く。
14周回目、メイン集団はペースアップ、いよいよ最後のスプリント勝負に向けて追撃態勢に入り、タイム差は一気に30秒差まで縮まった。15周回目には射程圏内の17秒差まで差を詰めて、いよいよ最終周回に入って行く。
必死の逃げ込みをはかる逃げ集団ではあったが、残り5kmを切ってメイン集団が吸収。残り2kmまで逃げ粘った⻄尾 勇⼈も吸収され、いよいよ最後の集団スプリントへ。
激しい位置取りで混沌とするスプリント争いを制したのはレイモンド・クレダー(チーム右京)。4日間で3勝したチーム右京は今大会を完全に制覇。

フィニッシュ
この日の表彰式プレゼンターとして小池百合子 東京都知事が登壇し、レイモンド・クレダー(チーム右京)の東京ステージ優勝を称えた。

区間優勝のプレゼンター:小池百合子 東京都知事


レイモンド・クレダー(チーム右京)のコメント
「大変素晴らしい1日でした。とてもハッピーです。これまでは、チームメイトの総合優勝のために自分がずっとアシストしてきました。この3日間は自分にとってとてもハードでした。今日のチームミーティングで、チームのみんなが今日は僕のために働いてくれると声をかけてくれました。プレッシャーはありましたが、何年もの経験でプレッシャーには慣れているつもりです。本当にありがとうございました。」

ネイサン・アール(チーム右京)のコメント
「本当に特別な気持ちです。TOJに勝つことができて、とても名誉に思います。日本は自分にとって2番目の故郷のように思います。チーム右京のために力を尽くせたことを、とても嬉しく思います。」

レオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ)のコメント
「日本のファンのみなさん、本当にありがとうございました。みなさんの暖かさに励まされて頑張ることができました。日本での初めてのステージレースでポイント賞を獲得できて、とても嬉しく思っています。チーム、チームメイト、そしてヴェネズエラにいる家族、今日集まって下さったファンのみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。」

⼩林 海(マトリックス パワータグ)のコメント
「ジャージを獲得できて嬉しいですが、望んでいた結果と違うので。でも嬉しいです。今日は応援にきて下さったみなさんに本当に感謝しています。コロナの影響で、みなさんに生での走りをお見せする機会が少なかったのですし、やはりレースは生で見ないと意味がないので、今日はみなさんに見てもらって本当に嬉しかったです。ありがとうございました。」

宮崎 泰史(宇都宮ブリッツェン)
「昨日の段階で、今日はジャージを守れるだろうと思っていました。落車とか心配なことはありましたが、レースが安定したので安心感がありました。当初はここまでできると思っていなかったのですが、まずは自己分析して次の全日本選手権に向けてチームの役割を果たしたいです。」

第4ステージ順位
1位 レイモンド・クレダー(チーム右京)2時間17分22秒
2位 沢⽥ 桂太郎(スパークルおおいた)±0秒
3位 ⿊枝 咲哉(スパークルおおいた)±0秒


個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)
1位 ネイサン・アール(チーム右京)10時間31分40秒
2位 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京)+8秒
3位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)+1分37秒


個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)
1位 レオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ)45pt
2位 岡 篤志(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム)40pt
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京)30pt


個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)
1位 ⼩林 海(マトリックス パワータグ)23pt
2位 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京)22pt
3位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)15pt


個⼈総合新人賞(ホワイトジャージ)
1位 宮崎 泰史(宇都宮ブリッツェン)     
2位 留目 夕陽(日本ナショナルチーム)
3位 吉田 圭吾(京都産業⼤学)


チーム総合順位
1位 チーム右京
2位 キナンレーシングチーム
3位 マトリックス パワータグ
 

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