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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

いなべステージ ロケハン

「ツアー・オブ・ジャパン2026」のロケハン第二弾として、村山大会ディレクター、清水大会副ディレクターらが、中部地方のステージとなる「TOJいなべステージ(三重県いなべ市)」を現地視察いたしました。

◯いなべステージ

ツアー・オブ・ジャパン第3ステージとして開催される「いなべステージ」は、三重県北部・いなべ市を舞台にした、国内でも屈指の“変化に富んだ”コースレイアウト(ベルギークラシックテイスト!)が特徴のステージです。スタート地点の三岐鉄道北勢線の終着駅である“阿下喜駅”から徐々に標高を上げ、藤原岳の雄大な山容を背景に繰り広げられるレースは、毎年多くのドラマを生み出してきました。いなべステージの象徴とも言えるのが、短くも厳しい登坂が連続する名物ポイント「イナベルグ」。パンチ力と位置取り、そして判断力が問われるこの区間では、世界レベルの選手たちによる激しい攻防が展開され、レースの流れを大きく左右します。沿道には多くの観客が集まり、トップ選手の迫力ある走りを間近で体感できる、日本でも稀有な観戦スポットとなっています。フィニッシュ会場周辺には観戦スタンドが設けられ、地元グルメを楽しめる出展エリアも充実。観戦のしやすさと快適さは年々向上しており、初めてロードレースを観る方から熱心なファンまで、幅広い層が楽しめる環境が整えられています。自然と共生するまちづくりを進めるいなべ市は、藤原岳・鈴鹿山脈の豊かな自然、農業や食文化の魅力、そしてアウトドアやサイクルツーリズムへの積極的な取り組みでも知られています。世界クラスのロードレースと、地域の魅力が高い次元で融合するいなべステージは、ツアー・オブ・ジャパンの中でも欠かすことのできない存在です。

いなべステージ
開催地:三重県いなべ市
開催回数:8回
初回大会:2015年(第18回)
2026年大会:5/26(火)9:30/127.0km

102565_01.jpeg「新しい時代“令和”とともに幕を開けたいなべ市役所の新庁舎。そのにぎわい広場からフィニッシュ地点となる、いなべ市梅林公園方面に目を向けると、分厚い雪雲が広がっていました。春には美しい梅の花が咲き誇るいなべ市梅林公園ですが、今年もまた雪混じりの天候の中でのロケハンとなりました」

102565_03.jpg「スタート地点となるのは、三岐鉄道北勢線の終着駅である「阿下喜駅」。落ち着いた雰囲気を残すこの駅が、年に一度、世界レベルのロードレースの出発点へと姿を変えます」

102565_02.jpg「ディズニーランドの蒸気機関車と同じ軌間を持つナローゲージとして全国的にも知られる三岐鉄道北勢線。線路幅の細さが生み出す独特の佇まいと、レトロで愛らしい車両は、鉄道ファンにとってたまらない魅力にあふれています。沿線の風景に溶け込むその姿は、訪れる人の心をどこか懐かしい気持ちにさせてくれます」

102565_04.jpg「昨年は砂利敷きだったスタート地点周辺の関係車両駐車場が、今年はきれいに舗装されていました。こうした目に見える変化一つひとつからも、大会を迎えるために地域全体で準備を重ねてくださっていることが伝わってきます。街そのものをスポーツ会場へと変えてしまう自転車ロードレースは、運営側だけで成り立つものではありません。地元の皆さんの理解と協力があってこそ実現できるイベントなのだと、改めて実感させられる光景でした」

◯美濃ステージについて

2025年大会をもって、ツアー・オブ・ジャパン美濃ステージはその歴史に幕を下ろしました。岐阜県美濃市を舞台に、2007年の初開催以来、実に14回にわたって開催されてきた美濃ステージは、TOJの中でも特別な存在でした。伝統的な町並みと自然が調和するこの地で、世界トップレベルの選手たちが駆け抜ける光景は、多くのファンや関係者の記憶に深く刻まれています。 美濃ステージの歩みは、地域とレースが二人三脚で築き上げてきた歴史でもあります。なかでも、美濃ステージ実行委員会副委員長として長年ご尽力された後藤穂氏の存在は欠かすことができません。立ち上げ当初から関わり、地域と大会を結ぶ架け橋として、温厚な人柄と卓越した調整力で数々の課題を乗り越えてこられました。地元の皆さまとの信頼関係を丁寧に築き上げ、伝統ある美濃の街並みを生かしたレース運営を実現してきたその功績は、多くの関係者から高く評価されています。 美しい美濃の街を舞台に、世界に通用する自転車ロードレースを開催したい。後藤氏のその強い想いは、美濃ステージという確かな形となり、長年にわたって受け継がれてきました。氏の情熱と努力があったからこそ、美濃ステージは多くの人々に愛され、TOJを象徴するステージの一つとして輝き続けてきたのです。美濃ステージは一区切りを迎えましたが、ここで紡がれた歴史と想いは、ツアー・オブ・ジャパンの中に確かに生き続けます。 美濃市の皆さま、実行委員会の皆さま、そして後藤氏が遺してくださった数々のご尽力に、心より感謝を申し上げます。 美濃ステージ、本当にありがとうございました。

美濃ステージ
開催地:岐阜県美濃市
開催回数:14回
初回大会:2007年(第11回)2025年大会をもって幕を閉じる

102401_06.jpg「美濃ステージといえばやはり“重要伝統的建造物群保存地区・うだつの上がる町並み”。レース当日には、この歴史ある街並みにカラフルなロードレースキャラバンが集結し、大きな賑わいを見せていました。あの光景をもう見ることができないと思うと、寂しさが募ります」

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