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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

アフリカ初「UCIロード世界選手権」開催中

アフリカ・ルワンダの首都キガリを舞台に、「2025年UCI世界選手権ロードレース」が9月21日から28日にかけて開催されています。アフリカ大陸での初開催という話題性に加え、標高約1,800mという高地、さらに繰り返し登坂が待ち受ける過酷なコースプロフィールから、「史上最もタフな世界選手権」との声も上がっています。

今回は、この歴史的な大会に日本から出場するエリート・U23・ジュニアの3選手を、レース概要とともにご紹介したいと思います。

◯コース概要と難易度

ルワンダ大会のエリート男子ロードレースは、キガリ市街を巡る15.1kmのメイン周回をベースに設計されており、途中には“Mur du Kigali(キガリの壁)”を含む42.5kmのライン区間が出現します。

主な登坂ポイントは以下

Côte de Kigali Golf(800m/8.1%)
Côte de Kimihurura(1.3km/平均 6.3%/石畳)
Côte de Péage(1.8km/5.9%)
Mount Kigali(5.9km/6.9%)
Mur du Kigali(400m/11%/石畳)

エリート男子の獲得標高は5,475mという驚異的な数字となっており、また、標高が1,800m前後と高地となっているため、これまでのあらゆるワンデーレースと比較しても屈指の厳しさが待ち受けています。

こうした周回コースならではの厳しさは、まさにTOJが持つ“繰り返しの登坂・負荷の累積”を強いる構造と似ています。TOJ同様に、キガリの世界選手権もまた、「最後まで脚を残すか、削られて脱落するか」を問う大会になることでしょう。

エリート男子 9月28日(日)
267.5km/メイン周回9周+ライン周回1周+メイン周回6周(獲得標高:5,475m)
日本代表:留目夕陽選手(23歳)
102513_02.jpg「コロナ禍で開催されたTOJ2021で新人賞を獲得した留目夕陽選手は男子エリートロードに出場」

日本人唯一のワールドチーム所属でプロ2年目の留目選手。男子エリートロードレースは今回が初出場。TOJ2021で新人賞を獲得した実績もあり、得意の登坂力と独走力を生かした走りに期待。

U23男子ロード 9月26日(金)
164.6 km/メイン周回11周(獲得標高:3,350m)
日本代表:橋川丈選手(22歳)
102513_01.jpg「過酷なTOJ2025を総合16位で走り切った橋川丈選手は男子U23ロードに出場」

TOJ2025での「日本人U23最上位完走」は彼の可能性を示したリザルト。直近のツール・ド・ラブニールでも完走を果たしており、王道のルートでこのハードな舞台へ挑む。厳しい登坂と戦略眼の両方が求められる。

ジュニア男子ロード 9月26日(金) 
119.3 km/メイン周回8周(獲得標高:2,435 m)
日本代表:成田光志選手(17歳)

ジュニアのロードレースおよびシクロクロス日本チャンピオン。アジア選手権やイタリア国内レースなど、国際舞台でも結果を残してきた。世界的にも主流となりつつある“二刀流ライダー”として世界に挑む。

キガリでの世界選手権は、世界中の強豪が集結し、超過酷で熾烈な戦いの舞台となることでしょう。その中で、日本の若き3選手には、悔いの残らない思い切った走りを期待したいと思います。

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