ツール・ド・ラヴニール開幕、日本の若手選手たちが奮闘中!

U23版のツール・ド・フランスといわれている「第59回 ツール・ド・ラヴニール(フランス/2.Ncup)」が8月20日(日)に開幕し、昨日第4ステージが開催され、全体のちょうど半分が終了いたしました(8月27日まで全8ステージで開催中)。
ツール・ド・ラヴニールは歴史的に若手の登竜門的位置づけの重要なレースとなっており、世界中のトップU23選手達がナショナルチーム+地域選抜チーム単位で出場して激戦を繰り広げる注目の大会です。
会場には、世界のトップスカウトマン、選手代理人、監督陣が訪れ、若手有望選手のショーケース的な大会と位置付けられています(サッカーの「トゥーロン国際大会」に相当)。
「ツール・ド・ラブニール」で個人総合20位以内、各ステージ6位以内の成績を残せると、かなりの確率で本場プロチームのスカウトの目に止まるとも言われています。
今年も日本の有望な若手選手たちが出場していますので、ここまでのリザルトを改めてチェックしてみましょう。
第59回 ツール・ド・ラヴニール(フランス/2.Ncup)
第4ステージ終了時点個人総合時間順位(161名出走)
1位 DALBY Simon|Denmark
2位 RONDEL Mathys|France 0:13
3位 HUENS Axel|France st
4位 THIERRY Pierre|France 0:22
5位 CHRISTEN Jan|Switzerland 0:41
6位 DONZé Robin|Switzerland st
7位 BLACKMORE Joseph|Great Britain 0:42
8位 NERURKAR Lukas|Great Britain st
9位 SCHRETTL Marco|Austria 0:44
10位 HAJEK Alexander|Austria st
29位 TODOME Yuhi(21/EF-NIPPO)Japan 2:00
60位 TSUDA Yugi(20/Kinan)Japan 5:14
65位 YAMADA Takumi(21/EF-NIPPO)Japan 6:23
114位 KAMADA Koki(19/VC Fukuoka)Japan 16:01
120 AMANO Takeharu(21/Shimano)Japan 18:18
今回の日本ナショナルチームの作戦は、先日の「超サバイバル世界選手権」で良い走り(U23ロードでUCIポイント圏内の36位で完走)をみせた留目夕陽選手を総合エースに置き、他の選手たちは留目選手をサポートしつつ、チャンスがあれば自ら逃げに乗って可能性を追求していくというものになっています。
現在、留目選手は2分遅れの総合29位というまずまずのポジションにつけていますが、この2分というのは、第3ステージのチームタイムトライアルでついたタイム差そのものなので、留目選手個人としては総合トップとタイム差なしの走りをみせていることになります。もちろんレース中の位置取りなどチームメイトの献身的なサポートがあっての結果であることは忘れてはなりません。
また、今回のスタッフ体制は、浅田監督だけではなく、昨年までEFに所属して世界のトップで戦っていた中根英登氏がコーチとして帯同しており、チームのサポート体制にも新しい風が吹き込んでいます。
更に、ツール・ド・ラヴニールは国別対抗戦のネイションズカップとなっているため、日本ナショナルチームとしての参戦が必須となりますが、今回は補助金や連盟などからの支援はほぼ受けずに、スポンサーやクラウドファウンディングなどで遠征費用を募る新しい形での挑戦となっております。
いよいよこのあとの後半戦は厳しい山岳コースへと入っていくため、各選手ともプロチームのスカウトの目に留まるかどうかの真価の時間帯へと突入していきます。

第1ステージ:143km(獲得標高1,380m)
第2ステージ:195km(獲得標高1,205m)
第3ステージ:26.5km(チームTT/獲得標高135m)
第4ステージ:135km(丘F/獲得標高1,6690m)
第5ステージ:138.5km(F前に二つの山/獲得標高1,274m)
第6ステージ:65km(超級山頂F/獲得標高2,445m)
第7aステージ:11km(山岳個人TT/獲得標高900m)
第7bステージ:69.5km(1級山頂F+α/獲得標高2,105m)
第8ステージ:100km(1級山頂F/獲得標高2,815m)
ちなみにツール・ド・ラヴニールの各ステージの距離は短めで、第6ステージはTOJ富士山ステージに似ており、日程感も含めてTOJとの類似性を感じます(実はTOJのレース形態に本場のレース関係者が興味を持っているという話も聞こえてきます)。
エースの留目選手はコロナ禍開催となった2021年のTOJで総合10位(新人賞獲得、当時18歳)に入って注目を集めた選手であり、その後、本場での順応期間を経て、今年ひとつの壁を越えつつある期待の選手です。
世界中のトップヤングライダーたちが血眼になって走るレースなのでまったくもって簡単なことではありませんが、個人総合20位以内という大目標に向かって、日本チーム一丸となって思いっきりチャレンジして欲しいと思います。


ろんぐらいだぁす!
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