TOJの今後の方向性について

これまで当ブログや記者発表の際などにも何度かお伝えして参りましたが、国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」は、今後、新長期構想を設定し、「①各ステージの開催メリットをより向上させる」、「②次世代の人材発掘・育成を後押しする」という二つの主要命題を中心に、新たな価値創造への挑戦を進めていきたいと考えております。
その第一歩として、2024年大会から出場チーム及び選手の内容変更に着手していく予定となっています。
TOJは2023年大会から、次世代ロードレーサー輩出プロジェクトである「ロード・トゥ・ラブニール(以下、RTA)」と提携し、各地域におけるタレント発掘事業を進めるための第一歩を踏み出しました。RTAは、世界の自転車ロードレースで活躍できる次世代の選手発掘・育成・強化を目的としたプロジェクトですので、TOJ各ステージの地域に於いても、ロードレースの魅力を発信し、パスウェイをPRし、自転車トレーニングの全スポーツへの有効性なども訴求しつつ、将来的には各地域に於けるタレント発掘を目指していきたいと考えています。
ちなみに今年の大会では、「信州飯田ステージ」の地元で飯田市出身の山田拓海選手(21歳/飯田風越高卒)がEFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームの一員としてレースに出場し、地元の皆さんから大きな声援を受けつつ総合新人賞6位の好走をみせた姿がとても印象的でした(続くツール・ド・熊野では新人賞を獲得)。
一方、1クラスとして開催してきたこれまでのTOJは、ルール上、大学チームやクラブチームなどは出場ができないため、どちらかというと経験を積んだベテラン選手が多く所属する国内コンチネンタルチームのみが参加する状況が長らく続いてきました(更に外国人選手をエースに置く流れもあります)。
もちろん、8日間の日程で開催されるTOJはコース的にもかなりの難易度なので、日本の若い選手がポンと出場してすぐに良いリザルトを残せるほど簡単な(甘い)レースではなく、海外勢と互角に戦うためには、ある程度完成した日本人選手がそれなりの準備をして挑む必要があるのが実情だったりもします。
しかし、海外勢に目を向けると、今年の大会で活躍したトリニティレーシング(イギリス)は全員がU23の選手でありながらも、エースのLランパーティ選手を中心に皆が良い走りをみせていたりもしました。
現状、すぐに有望な若手を育成できる大会へと舵を切ることは難しいですが、まずは2024年大会からレースクラスを2へと変更し、大学チームや若くて優秀な選手を育てているクラブチームにも門戸を広げていきたいと考えております。
そして、出場チームの選考基準についても、少し時間をかけつつ、段階的に“優秀な若い選手を育てているチーム”が公平に出場権を得れる基準を設定していきたいと思います。


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