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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

ジャパンカップサイクルロードレース記者発表会

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大会開幕日の丁度1ヶ月前となる9月14日(水)に、東京・御茶ノ水にある「ワテラスコモンホール」に於いて、コロナ禍の影響で実に3年ぶりの開催となる「ジャパンカップサイクルロードレース」の記者発表会が開催されました。

1990年にアジアではじめて開催された「世界選手権自転車競技大会ロードレース」のメモリアル大会として翌々年からはじまった「ジャパンカップサイクルロードレース」ですが、今年は国内最高カテゴリーとなる「UCIプロシリーズ」の最終戦として開催されることになっており、参加者選手の豪華さも含めてその注目度は非常に高いものとなっています。

また、UCIロードレースの最高カテゴリーである「UCIワールドツアー」の残留争いが激化しているなか、降格ライン前後に位置している各チームの参戦が相次いだことで、今年の「ジャパンカップサイクルロードレース」は過去最高に激しい戦いとなることが予想されていています。

UCIワールドツアー残留争いの現状を改めて確認すると、「UCIは2023〜2025年のワールドツアーライセンス18枠を2020〜2022年の3シーズン分のポイント累計で決定する(一時、特別処置としてライセンス枠を20に広げるのではとの報道があったもののUCIは改めてその憶測を否定)」となっており、まさにポイント争いの最終版に位置しているのが今年の「ジャパンカップサイクルロードレース」となるわけです。

ジャパンカップサイクルロードレース参加予定チーム(UCIワールドチーム)
6位 バーレーン・ヴィクトリアス/23,624P
9位 トレック・セガフレード/19,438.66P
16位EFエデュケーション・イージーポスト/14,984.32P
18位 コフィディス/14,812P
19位 ロット・スーダル/14,135P
20位 イスラエル・プレミアテック/13,436.66P
※ブエルタ・ア・エスパーニャ終了時点のUCIランキングとポイント

尚、ジャパンカップで獲得できるポイントは、1位200P、2位150P、3位125P〜となっており、ツール・ド・フランスのステージ優勝120Pよりも大きな数字となっています(このポイント配分がUCI批判の一因になっています…)。

各チームとも、勝ちを狙うだけでなく、複数人の選手を上位に送り込むべく(少しでも多くのポイントを獲得するために)、数人の有力選手を「ジャパンカップサイクルロードレース」のロースターにラインナップしてきています。

自転車ロードレースに於けるランキング制度の積極運用は、自転車ロードレースというスポーツの魅力やレース形態を破壊してしまうのではないかという議論がずっと続いていますが、今シーズン終盤に繰り広げられている新たな動きを注意深くモニタリングしつつ、ランキング制度のメリット・デメリットを考えていきたいと思います。

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