日本のレースファン

10月は日本国内でビッグイベントが続いています。
集客という意味に於いては、「ジャパンカップサイクルロードレース」、「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」、そして「ツアー・オブ・ジャパン」が、「国内三大イベント」と表現しても良い大きな存在となっていますが、これらのレースに来日した海外の選手やチーム関係者が皆口を揃えて言うのは、日本のレースファンの素晴らしさです。
以前、自身のTwitterに「日本のレースがワールドツアーに組み込まれるべき」と投稿したことのあるオーストラリア人のネイサン・ハースという選手がいますが、今年、「ジャパンカップサイクルロードレース」期間中に「J SPORTS」のオンデマンド番組でハース選手と共演する機会があったので、改めて上記Tweetの真意を伺ってみました。
栗村:「なぜあの様なTweetをしたのですか?」
ハース選手:「私は日本のレースが大好きです。なぜなら日本にはレースを心から楽しみにしているファンがたくさんいるからです。ワールドツアーを開催するためには多くの資金が必要になりますが、現在の日本のレースは決して潤沢ではない予算で運営されているとも聞いています。もちろん、お金を集めることは大切ですが、我々選手にとっては、我々が走ることを心から待ち望んでいる多くのファンがいることがとても大切な要素になります。日本のファンはとても素晴らしく、レース会場の雰囲気はまさにワールドクラスといえるからです。(注:栗村の記憶によるインタビュー内容)」
今年、「ジャパンカップクリテリウム」に出場したスペインのスーパースター、アルベルト・コンタドール選手も、大会期間中に開催されたトークイベントで、「こんな大雨の中でも会場に集まり笑顔で声援を送ってくれるファンは世界的にもそんなに多くない。私は選手としては引退するけれど、また、違った形で日本に来たいと思っている。」といったコメントを残していました。
たしかに「ジャパンカップ」の雰囲気は国内でもとても特別なものがありますが、一方で「ツアー・オブ・ジャパン」に出場したことのある選手やチーム関係者にもリピーターはとても多く、日本のレースファンやレースオーガナイズを高く評価しています。
イベントとして筋肉質になる(費用対効果が最大化している)一方で、高まる評価とは裏腹に資金集め(マネタイズ)がなかなか進まないのが日本のレース界の悩みともいえます。
素晴らしいファン、素晴らしいレース(イベント)、そしてそこに真のマーケティングのプロの力が加われば、日本のレース界の未来にも新しい光が差し込むのは間違いないのだと感じています。


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