世界最大の自転車レース明後日開幕!
「於:1990年フランス・ブルターニュ地方(18歳)」世界最大の自転車レース「第110回 ツール・ド・フランス」が、明後日(7/1)、スペイン・バスク地方ビルバオで開幕いたします。
「ツール・ド・フランス」が国外でグランデパール(第1ステージのスタート)を迎えるのは今回で25回目で、スペイン・バスク地方での開幕は1992年のサン・セバスチャン以来2回目となります。
昨年もお伝えいたしましたが、昨今マーケティング的な観点からグランツールの国外スタートが増える傾向にあり、今後もこの流れは継続していくものと考えています。
私が初めてフランスへ渡ったのは1989年17歳の時。この年のツール(76回大会)はルクセンブルクで開幕し、猟銃事故から復活したグレッグ・レモンが奇跡の大逆転勝利を飾りました。
パリでの最終個人タイムトライアルの日、私はブルターニュ地方でアマチュアレースに出場していたのですが、自分のレース直後にツールの最終結果を聞き、アメリカ人であるグレッグ・レモンの勝利にうっかり喜んでしまい(フランス人選手のローラン・フィニョンが逆転負けした)、コーチに白い目で見られたのを今でも鮮明に覚えています…。
あれから34年の歳月が経ち、「ツール・ド・フランス」は当時とは比べ物にならないほど国際化が進み、また、スポーツイベントとしての経済的価値も飛躍的に向上しています。
一方、フランス国内での「ツール・ド・フランス」の価値というのは、良くも悪しくも当時から大きくは変わっていない印象です。夏のバカンスシーズンに開催される「国をあげてのお祭り」というイメージであり、科学的アプローチで無慈悲に勝利を追い求めるプロスポーツという認識には至っていない様に感じます。
フランス人は「ツール・ド・フランス」に人生を投影し、思い通りにならない自然との戦いに挑む選手たちに感情移入し、人間くさいアドベンチャーレースとしてのツールを追いかけてきたのだと思います。
そういった、伝統国であるがゆえに抱える矛盾とジレンマが、40年近くフランス人選手をマイヨジョーヌから遠ざけている一つの要因となっているのかもしれません。
それでも、私が17歳のときに現地でみた「本場のロードレース文化」は、今でも自分の中での原点であり、自転車ロードレースの本質的な価値だと信じています。
今年も熱い熱い7月の祭典を満喫いたしましょう!


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