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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

全部必要派

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「硬軟併せ持つ小林海選手のセルフブランディングはファンを惹きつける魅力を持つ」

2022年の国内UCIレース(ツール・ド・おきなわは2023年カレンダー)に続き、2022年の国内レースカレンダーも終了しました。

Jプロツアーはマトリックスの小林海選手が、JCLは宇都宮ブリッツェンの小野寺玲選手がそれぞれ年間タイトルを獲得し、両選手とも1年を通じて素晴らしい走りをみせつつ各リーグを盛り上げるエンターテインメント性も存分に発揮してくれました。

当たり前といえば当たり前ですが、実力とエンターテインメント性を併せ持つ二人には多くのファンがいます。

ということで今回は、そんな「実力派」と「エンターテインメント性」という、つい対比されがちな二つの言葉(要素)について簡単に考察してみたいと思います。

レース界を取り巻く環境の中には様々な価値観が渦巻いています。特に国内ロードレース界にはステークホルダー全体が共有している「全体ビジョン」が欠落しているため、「総論賛成(ツール・ド・フランスを目指す)」「各論反対(そのやり方じゃダメだろ!)」状態が長く続いています…。

内容的には「エンターテインメント否定派のハードコアな人たち」から「まずは盛り上げて需要(お金)集めないと意味ないでしょな現実派の人たち」まで様々です。

一つ一つの意見を聞いていくとそれぞれ正論であり、ある意味すべて必要な要素なわけですが、そこは人間社会の難しいところで、一つの考えに片寄ってしまうひとたちが少なくありません。

また、以前は「硬派寄り」の意見を口にしていたはずの人たちが、自分たちの立場が変わると急に「軟派寄り」の意見を主張しはじめるというケースも少なからず目にしてきました。その逆も然りです(ここでいう“硬派”“軟派”というのはどちらが良い悪いという意味ではなくてわかりやすくするためにつかった表現です)。

ちなみに自分自身の価値観はバランス型で、「エンターテインメント無き強化は持続性(経済性)がない→ジリ貧」及び「強化無きエンターテイメントでは人は感動しない(特にチャンピオンスポーツに於いて)→広がらない」という両方の視点を持っているつもりです。

ですから、全体が“硬派”になり過ぎていれば“軟派”の必要性を主張し、逆に“軟派”になり過ぎていれば“硬派”の重要性を口にしてきました。“どっち派”ではなくてある意味で“全部必要派”です。

但し、“全部必要派”は、時に天邪鬼や八方美人と誤解されることがあります。「おまえはどっち派だ?」と…。いや、“全部必要派”なんですけどね。

ということで、私自身が考える「チャンピオンスポーツに取り組む上で忘れてはいけない要素」をいくつか挙げてみます。

◯競技に対してどれだけ本気で取り組んでいるか

◯頭のどこかで世界を意識しているか

◯世界の中に於ける自分の力を客観的に理解しているか

◯プロと名乗ることがどういうことかを理解しているか

◯自分たちの活動がどの様な形で未来を構築していくのかを理解しているか

全てではないにしても、上記項目をある程度含んだ上での国内活動及びエンターテインメント性であれば、そこから生み出されるものは決して少なくないと信じています。

しかし、仮に上記項目を一つも含まない国内活動及びエンターテインメント性があったとしたら、そこには思わず一言物申したくなることでしょう。

どっち派ではなくて、全部(みんな)必要派なんです。

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