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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

グラベルレースとは

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10月9日にイタリア北東部ヴェネト州に於いて「第1回UCIグラベル世界選手権」が開催されました。

「第1回」ということからもわかるようにUCIが公認する新たな種目であり、優勝者には世界チャンピオンの証である「アルカンシェル(虹色のチャンピオンジャージ)」が授与されています。

改めてアルカンシェルを獲得できるUCI公認の世界選手権種目を確認しておきましょう。

ロード(3種目)
トラック(11種目)
マウンテンバイク(8種目)
シクロクロス
BMXレーシング
BMXフリースタイル(2種目)
室内自転車競技(4種目)
トライアル(3種目)
パラサイクリング(4種目)
グランフォンド
Eスポーツ
グラベル

このたび新たに加わったグラベルレースですが、読んで字(グラベル=非舗装路面)の如く、オフロード種目に分類されるのは把握していますが、正直なところまだ正確な定義まではちゃんと理解できていなかったりします。

ということで今回は、世界的に人気上昇中の「グラベルレース」について、その内容や魅力などを簡潔にまとめてみたいと思います。


◯グラベルバイクとは
グラベルレースで使用する自転車はグラベルバイクと呼ばれています。簡単に言うと、ドロップハンドル、オフロードタイヤ、ディスクブレーキが装着されている自転車となります。一番近いのはシクロクロス用の自転車になります。

◯グラベルレースとは
長距離のオフロードレース(つなぎの舗装路を含む)となりますが、正直なところまだ明確な定義が定まっていないようです。ロードレースとMTBクロスカントリーとシクロクロスをミックスした長距離レースといった感じでしょうか。現在、グラベルレースは世界各地で人気急上昇中ですが、それぞれのレースが異なった形式で設計されている状況です。

◯グラベルレースの形式とは
現在、グラベルレースには3つの形式が存在しています。

まずは「ワンデーレース(ステージ制ではないレース)」。世界でもっとも有名なグラベルレースとしては「Unbound Gravel (アンバウンド・グラベル)/アメリカ・カンザス州」があります。総参加者数は約4,000人で、メインレース(距離200マイル=320km)には現役及び元プロロード選手も多数参加しています。コース案内や、マーシャル、サポートカーなどはなく、要は自力でフィニッシュに辿り着く必要があるレースとなっています。ちなみに2022年大会の優勝者イヴァール・スリック(オランダ)の優勝タイムは9時間22分04秒でした。また、先日開催されたグラベル世界選手権の距離は194kmで、優勝したジャンニ・フェルメールス(ベルギー)のタイムは5時間10分40秒となっています。

次は「エンデューロレース」。こちらは「Grinduro series(グリンデューロシリーズ)/アメリカ・カリフォニアほか世界各国で開催)」が有名です。レースで速さを競うだけでなく、楽しむこともモットーとしているイベントとのこと。タイムを計測する区間と、ゆっくり走れる移動区間に分かれており、クルマのラリーの様なルールと考えて良さそうです。

最後が「ステージレース」。有名なイベントとしては「TransRockies Gravel Royale(トランスロッキーズ・グラベル・ロワイヤル)」があります。カナディアンロッキーを横断するレースで、距離約375km、獲得標高7,000mを4日間にわたって走破する過酷なグラベルステージレースとなります。毎日の宿はテントとなっています。

◯グラベルレースの魅力とは
肉体的にはなかなかハードかもしれませんが、それでも「自然との対話」という自転車が持つ魅力を存分に満喫できるイベントして、特に自然派ライダーたちから大きな支持を得ている様です。また、近年テクノロジーの進化や戦術の高度化により選手がロボット化しているロードレース界からは、ロードに嫌気がさした選手たちの流入が目立つ様になってきており、グラベル世界選手権が開催されたことによって、今後はロードからの転向組や掛け持ち選手の数は徐々に増えていくことが想定されます。

一方、日本に於いては、グラベルレース発祥の地アメリカにある「大草原」の様なフィールドがあまりないため、今後、MTBやシクロクロスとの棲み分けがどの様に進んでいくのかは未知数な部分が多く残されていますが、それでも自転車の新たな楽しみ方という点ではワクワク感満載のレースであることには間違いないので、我々としてもアンテナをしっかり張っていきたいと思います。

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