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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

今年の大会の振り返りと来年に向けて

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「三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン 2022」が無事に終了しました。

大会が終了して4日ほど経ちましたが、改めて各ステージの総括と、来年に向けた展望などをまとめてみたいと思います。

第1ステージ 信州飯田
2019年以来、3年ぶりに戻ってきた地域密着型ステージのパイオニアである信州飯田ステージ。周回コース自体は変わっていないものの、スタート&フィニッシュ地点が変更となったことで、事前準備の難易度は上がりました。また、今年は開幕ステージとなったことで、大会前事務局の開設など、それらに関連する作業もプラスされました。飯田市では今年、7年に一度の特別な3日間となる伝統の「お練りまつり(3月25〜27日)」が直前に開催されたため、信州飯田ステージ実行委員会の皆さんの負荷レベルは非常に高いものとなりました。コロナ禍でTOJを開催していて感じることは、都市部のステージよりも、むしろ自然が豊かな地域のステージの方が、コロナに対する感度が高いということです。そんな中、「お練りまつりとTOJ信州飯田ステージを成功させて飯田市を元気にするんだ」という飯田の皆さんの熱い想いに触れ、我々も大いに刺激を受けました。信州飯田ステージを開催できたことで、コロナ禍以降開催を見送ってきた他の地域型ステージにも追い風となると感じています。

第2ステージ 富士山
リニューアルしてから2年目となる富士山ステージは、スタート会場とフィニッシュ会場が異なり、さらに本格的な山頂フィニッシュということで、他のステージにはない難しさを含んだステージとなります。そんな中、五輪レガシーステージ(五輪TTコースを使用)としてしっかりと定着できたことは、継続開催に向けて大きなプラスであり、昨年新たに設立した富士山ステージ実行委員会もとても安定していることも相まって、今後もTOJのクイーンステージ(総合優勝を争う上で最も影響のあるステージ)として重要な存在になっていくことは間違いありません。数年前には、厳しすぎるコースがゆえに「ふじあざみライン不要論」が耳に入ってくることもありましたが、高いパワーウェイトレシオを身につければ確実に総合上位に入れるコースでもあり、むしろ日本人選手のフィジカルアップのための明確な目標ステージになるべきで、実際に海外の有力選手たちは富士山ステージを本気で狙い、そして、パンチャー系といわれる選手でもある程度上位で五合目に到達してきます。このコースは運や展開に頼ることなく、実際に強い選手しか勝てない、まさにTOJを象徴するクイーンステージなのです。

第3ステージ 相模原
2回目の開催となった相模原ステージは、周回コースの周り方を逆方向に変え、更に細部をブラッシュアップすることで確実なアップデートを果たしました(落車ゼロ)。今年はあいにくの天候となったものの、多くのお客さんがメイン会場に集まり、相模原ステージとしては初めてとなる有観客レースをコロナ禍に於いて見事にやり遂げました。TOJの中でも一二を争う人口密集エリアである「橋本公園」前をスタートする開催難易度の高いコースですが、実行委員会の皆さんの努力により、多くの人たちにTOJを見て知っていただく貴重な場となっており、TOJ全体としてもその価値は非常に高いものとなっています。一方、新しいステージが地域に定着するにはある程度の時間かかるため、今後もレースを開催するだけでなく、コース周辺の学校で交通安全教室を実施するなど、地域のためになる活動も併せて実施していくことが大切だといえます。

第4ステージ 東京
日米豪印4か国首脳会合(QUAD)の影響で、今年も大井埠頭周回コースのみの開催となった東京ステージ。本来であれば日本の中心的エリアである日比谷公園前をスタートするレースなのですが、2108年を最後に実施できない状況が続いています(2019年はトランプ氏来日、2020年は開催中止、2021年はコロナ対策、2022年はバイデン氏ら来日)。首都東京でのレース開催は現在でも難易度が非常に高いわけですが、将来的にはより多くの人の目に触れるエリアへコースを移転することも併せて考えていきたいと思います。

また、今年の大会の模様は、迫力ある映像制作で定評のある「三菱地所JCLプロロードレースツアー公式チャンネル」にてお届けいたしました。どんなに素晴らしいレースをつくったとしても、皆さんへのアウトプットの部分でつまずいてしまうと、それが大会全体の印象となってしまいます。今年は「三菱地所様」にご協賛いただけたことで、ライブ配信予算を大幅に増やすことでき、皆さまにクオリティの高いライブ配信をお届けできたことに感謝しております。

さて、来年の大会に向けてですが、なんといっても4年ぶりとなる8ステージのフル開催を目指すこと、そして、海外チームの招聘をこちらも4年ぶりに実現することが主な目標となります。どちらも2019年以来となり、改めてコロナ禍が及ぼした影響の大きさを痛感いたします。

コロナ禍以降、この3年間でTOJに関わる関係者は大きく入れ替わりました。それは大会事務局まわりだけでなく、各ステージの実行委員会など、広範囲にわたっています。

国際レースの開催にあたっては、観客の皆さんや参加チームの目に見えないところで、本当に多くのひとたちがレース運営に関わっています。そして、この苦しい期間にも、多く人たちがTOJを縁の下の力持ちとして支え続けてくれました。

決して表舞台に出ることはありませんが、大会を支えている多くのヒーローたちがいること、そして、歴代のTOJを支えてくださった多くの先輩方へのリスペクトを忘れずに、今後もツアー・オブ・ジャパンという旅を続けて参ります。

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