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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

東京五輪自転車ロードレース

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11月4日に、JCF(日本自転車競技連盟)が東京五輪自転車ロードレース日本代表候補選手を発表しました。

◯男子ロードレース(参加枠:2名)
新城幸也(36歳/Team Bahrain McLaren)
増田成幸(37歳/宇都宮ブリッツェン)

◯女子ロードレース(参加枠:2名)
與那嶺恵理(29歳/OANDA JAPAN)
金子広美(40歳/イナーメ信濃山形)

◯女子個人タイムトライアル(参加枠:1名)
與那嶺恵理(29歳/OANDA JAPAN)

◯補欠選手
男子:中根英登(30歳/NIPPO DELKO One Provence)
女子:樫木祥子(26歳/株式会社オーエンス)

東京五輪のロード男子日本代表選考については、「ツアー・オブ・ジャパン」のオフィシャルサイトでもランキング開始当初(2019年1月1日スタート)からずっと追いかけ続けてきたので、代表が正式に発表された時にはある種の安堵感を覚えました。


特に今回はコロナ禍絡みでいろいろなことがあり、いつも以上にやきもきした気分になっていたので、2年近くにわたったランキング集計が無事完結してホッとしている次第です。

本日は、番組のロケで、東京五輪の自転車ロードコースにもなっている山中湖へ行って参りました。

9月にIOC(国際オリンピック委員会)が「新型コロナウイルスの有無に関係なく東京五輪は開催される」との見解を表明したこともあり、改めて五輪のコースに立つと身の引き締まる思いがしました。

来年の7月に、このコースを日本代表選手を含む世界のトップライダーたちが本気で駆け抜けると思うと心底ワクワクしてきます。

ということで、改めて今回の代表選考に関する流れを簡単に振り返ってみたいと思います。

◯2018年9月7日にJCFより東京五輪の代表選考基準が発表される

1 共通基準
(1)選考時に本連盟強化指定を受けている者
(2)日本代表としてふさわしい言動・態度を備えている者
(3)強化事業への参加と強化の方針や指示に従う事を承諾した者

2 選考方法
以下の選考基準(1)〜(2)の順に選考する。

・選考基準(1)
当該種目において下記基準 A),B)を満たす者
A) 2001年12月31日以前誕生
B) 2019年10月27日付けUCI個人ランキング 10ポイント以上獲得者

・選考基準(2)
2018年UCIワールドランキング配点表のポイントに、独自の係数を乗じて計算したポイント合計の上位者から順に選考する。
選考対象期間は2019年1月1日〜2020年5月31日

◯2020年3月15日にUCIが新型コロナウイルスの影響によりUCIワールドツアーを中断

3月8日〜15日の日程で開催中だった「パリ〜ニース(フランス/2.UWT)」が最終日を残して途中終了。以降のUCIワールドツアーのレースは開催中止もしくは延期が発表される。

◯2020年5月28日にJCFより代表選考ランキングの再開内容が発表される

追加選考期間は(2020年3月15日以降)2020年UCIワールドツアー再開日を含めた78日間。

◯2020年8月1日にUCIワールドツアーが再開

これにより代表選考の追加期間は8月1日〜10月17日(78日間)に設定される。

◯2020年10月12日にスペイン・バスク地方で開催されたレースで増田成幸選手がポイントを獲得

選考ランキング締日の5日前に開催された「プルエバ・ビリャフランカ・オルディジアコ・クラシカ(スペイン/1.1)」にて、ランキング2位の中根英登選手と3位の増田成幸選手が直接対決状態となり、20位で完走した増田選手が僅か1.8P差で逆点を果たし、五輪代表の座を射止める。

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