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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

Race of the month

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「NTN presents 2018 ツアー・オブ・ジャパン」が終了して10日ほどが経過しました。

毎年大会が近づくにつれて大きくなるプレッシャーからは一時的に開放されたものの、一方で、次の大会に向けたカウントダウンはすでに開始されたことになります。

そういった意味では「2019 ツアー・オブ・ジャパン」まであと355日ですね…。

2018年大会が終了し、先ずは初期段階に於ける様々な評価の声や課題点などが集まりはじめています。

このあと、6月30日放送予定の「2018TOJ総集編(BS日テレ)」を経て、各チームや一般の方々向けのアンケートなどを実施し、大会報告書完成後に実施するステージ全体会議上で各開催地からの要望などを集約して、ようやく「2018 ツアー・オブ・ジャパン」が一段落することになります。

そんななか、先日、UCI(世界自転車競技連合)ホームーページ内の「Race of the month」に於いて、「ツアー・オブ・ジャパン」が紹介されました。

私の記憶している限り「ツアー・オブ・ジャパン」がこの様な形で取り上げられたのははじめてだと思います。

ワンデーレースの「国際サイクルロードレース」を徐々にステージレース化して1996年にはじまった「ツアー・オブ・ジャパン」ですが、当初はステージの殆どがサーキットコースなどで開催されており、初期の頃は「なんちゃってステージレース」と揶揄されたこともありました。

ステージレースは「Town to Town型」で長距離を走るのが理想と考えられていたからです。

しかし、時代の変化とともに世界の自転車ロードレースの形も変化しはじめ、現在は「短い距離に厳しいコースを詰め込む」というのがトレンドになりつつあります。

今年の「ツール・ド・フランス」には、とうとう「65kmのコースに3つの峠」という極端なショートステージが登場しています。

また、現在開催中の「ツール・ド・フランス」前哨戦である「クリテリウム・デュ・ドーフィネ」に於いても、後半3ステージが、それぞれ「130km」「110km」「136km」と、いずれも短い距離の山岳コースが設定されています。

更に、「ハンマーシリーズ」という、UCIワールドチームが集まって企画した新しい形態のレースについては、「周回コースを使用し、短い距離で、スタートから激しく動くレース(2時間以内で終了)」というのが追求されています。

気がつけば、「ツアー・オブ・ジャパン」をはじめとした日本国内のロードレースの形態に、世界のロードレースが近づきはじめているわけです。

そんなこともとあってか、今年の「ツアー・オブ・ジャパン」では、海外のコミセールや力のあるチームや選手からは、コースについてポジティブな声が数多く聞かれました。

また、今年の「ツアー・オブ・ジャパン」で総合に2位に入ったバーレーン・メリダのヘルマン・ペルシュタイナー選手は、ヨーロッパに戻ったあとの最初のレースで見事ワールドチーム加入後初勝利を飾っています。

もし、「ツアー・オブ・ジャパン」がレースとして的外れであるならば、力のある選手がTOJを走ってコンディションを上げることはないはずです。

UCIの「Race of the month」で「ツアー・オブ・ジャパン」が紹介された詳しい経緯まではわかりませんが、それでも「レースとしての価値」が世界に認められつつあるのは間違いないのだと思います。

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