2nd TOUR OF JAPAN
1997年5月11日~18日
日本版ツール・ド・フランスへ。ボウエンが組織力を擁して初優勝。

大会の重要度を示すカテゴリーが1ランク上がり、第4クラスとなったツアー・オブ・ジャパンは、移動日を含んで8日間、全6ステージでの戦いとなった。さらにトレードチームと呼ばれる欧米のプロチームが参加するようになり、大会ステータスはこの年、飛躍的にグレードアップした。レースは初日の大阪ステージでスプリンターのジェイ・スウィートが圧勝。しかしリーダージャージは鈴鹿でドイツのグリッシャ・ニールマンに、そして勝負どころの修善寺を制したバート・ボウエンに移った。ボウエンを擁するアメリカのサターンチームは、鉄壁のアシスト態勢をしいて後半の山岳ステージ、宇都宮へ。アシスト陣の援護を受けたボウエンは、タイム差なしの2位に入って個人総合優勝を確定的にした。最終日の東京ステージは事実上の凱旋パレードとなった。
| 大阪ステージ | 140.8km | ジェイ・スウィート(ZVVZ) | 3:03:06 |
|---|---|---|---|
| 鈴鹿ステージ | 146.6km | ブレット・デニス(ZVVZ) | 3:26:04 |
| 修善寺ステージ | 136km | バート・ボウエン(サターン) | 4:02:47 |
| 富士ステージ | 134.1km | フランク・モレール(ブリヂストン) | 3:04:37 |
| 宇都宮ステージ | 154.5km | ピョートル・ワデツキ(ムロズ) | 4:12:04 |
| 東京ステージ | 147.2km | ジェイ・スウィート(ZVVZ) | 3:35:22 |
| 1位 | バート・ボウエン(サターン) | 21:23:00 |
|---|---|---|
| 2位 | リカルド・フェラーリ(日本鋪道) | +1:17 |
| 3位 | ピーター・ロジャース(ZVVZ) | +1:52 |


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