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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

長期目線でのスポーツサイクル界の変化

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我々は常日頃、短期目線で物事を捉えて生きています。

個人的には、中長期的な視点で物事を見ることが好きだったりもしますが(なにかをはじめる時にまず全体像を把握しないと動けなかったりします…)、一方で、目の前のことをコツコツと愚直に積み上げていくことこそが目に見える成果を生み出す上でとても大切だとも思っています。

そういった意味では「全体を見渡せる俯瞰的視点」と「積み重ねていける継続力」の両方を持ち合わせていれば、大抵のことは形にできるのだと思っています。

尚、一般的に人間が認識できる「変化の時間軸」というのは、比較的短めといわれています。

例えば、、、

◯1年以内の変化であれば多くの人が実感(気付くことが)できる

◯5年以上かかる変化になると無意識に実感することが難しくなる

ということは、人間社会で評価されるためには、比較的短い時間軸で「変化(もしくはやってる感)」を生み出すことが重要であり、長い時間をかけてひっそりとなにかを創り出したとしても、それらは多くの人たちには気付いてもらえない可能性が高くなるということになります。

ということで今回は、再点検という意味を込めて、かなり長めの時間軸(私がロードバイクに乗り始めた35年前と比較)で「国内スポーツサイクル界の変化」を簡単にチェックしてみたいと思います。

◯スポーツサイクル全般
私がロードレーサー(ロードバイク)に乗りはじめた35年前は、「ロード乗り」というのは完全なるマイノリティであり、「ロードレーサー(ロードバイク)に乗っている」「自転車レースに出場している(ツール・ド・フランスを目指している)」と言っても「なにそれ?」「競輪選手ですか?」と返されることが殆どで、社会的地位うんぬん以前に世に全く知られていない存在でした。それが今では「趣味=ロードバイク」というワードが普通に飛び交う時代になっており、ロードバイク(スポーツバイク)に乗ることが一つのスタイタスにもなっています。隔世の感ありです。

◯ロードレースを取り巻く環境
かつて国内の国際ロードレースといえば「ツアー・オブ・ジャパン」の前身大会である「国際サイクルロードレース」が開催されていたくらいで、海外のトッププロが本気で走る公式レースというのは存在していませんでした。それが現在では国内UCIレースの数は飛躍的に増加し、秋のジャパンカップ(1990年に宇都宮で開催された世界選手権ロードレースのメモリアルレース)ではトップ選手たちの本気の走りが間近で見られる状況となっています。また、海外&国内レースの中継や配信もかなりの数となり、もはや「全部観きれない」といった贅沢な悩みが生まれています。レース情報に飢えていた10代の頃が懐かしいです。そして、全国にある多くの自治体さんが「自転車レースをつかった街おこし」に積極的に乗り出していることも隔世の感ありです。

◯ロードレース選手の状況
長らく日本人選手がグランツールに出場するなどということは夢のまた夢の話しでしたが、1990年に市川雅敏さんが日本人としてはじめて「ジロ・デ・イタリア」に出場して完走を果たすと、その20年後の2009年には別府史之さんと新城幸也選手が世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」での完走を見事成し遂げました。それ以降二人が本場プロとして長年活躍を続け、世界のトップシーンで日本人選手を応援することが日常的な時代となりました。一方、海外で活躍できる選手を継続的に輩出するシステムはまだつくりだせておらず、ここ10年ほどはある種の踊り場状態が続いています。

この様に長めの時間軸で変化を再点検してみると全体的に隔世の感があります。

短期的な視点のみで物事を捉えると、どうしてもネガティブな印象に偏りがちですが、時間軸を広げて再点検すると「大きく変わってきたんだな、これからもがんばろう」というポジティブな感情が湧いてきます。

引き続きできることをコツコツと積み上げていきたいと思います。

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