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TOJ2024 美濃ステージ レースレポート

⽇時:2024年5⽉22⽇(水曜⽇)
天候:曇20℃ 
来場者数:22,000人
ステージアンバサダー:中根英登
ホームステージチーム:愛三工業レーシングチーム

逃げ切り決まる マッチレースを制したラドマンがステージ優勝 
総合リーダーのカルボーニはジャージをキープ

ツアー・オブ・ジャパン大会4日目はTOJ大会中でも屈指の歴史的景観を誇る「うだつの上がる街並み」をスタートする伝統の美濃ステージ。旧今井家住宅前から 4.0km のパレード区間を経て、21km の 美濃和紙の里会館前周回コースを 6 周回する総走行距離137.3kmで争われた。

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逃げが決まらないまま迎えた1周目完了時の中間スプリントポイントは寺田吉騎(シマノレーシング)が先頭通過。ポイントとボーナスタイムを稼ぐ。

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2周目に設定された山岳ポイントは集団から飛び出した中井唯晶(シマノレーシング)、モハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(トレンガヌサイクリングチーム)、ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)、山本哲央(日本ナショナルチーム)の4名の争いになり、山岳賞ジャージを着る中井が先頭通過しポイントを加算。この4名がそのまま逃げグループを形成する

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3周回目完了時のスプリントポイントは中井が先頭通過を果たす。4周目に設定された2回目の山岳ポイントも中井が先頭で通過し、山岳賞トップの座をさらに確固たるものにする。5周目完了時のスプリントポイントはラドマンが先頭で通過し最終周回へ。

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4名の逃げは、最終周回で山本とラドマンの2名に絞り込まれたが、メイン集団は彼らを捕まえることができなかった。ラドマンがマッチスプリントを制してステージ優勝。集団内でフィニッシュしたジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)がグリーンジャージを守っている。ステージ5位の寺田が新たにブルージャージを獲得した。

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ステージ優勝 ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)のコメント:
「今日はシートポストにトラブルがあって2度追走することになったけれど、総合上位の選手が逃げグループにいないので逃げ切りのチャンスがあると思っていました。フィニッシュまであと20分のところでギャップを確認して、最後の数分で逃げ切りを確信しました。日本は伝統的に強いスプリンターがいるので最後は不安になりましたが、上りでは僕の方が足があったので、最後のスプリントも長距離で仕掛けました。逃げに乗るのが好きなので、この方向性で将来は逃げのスペシャリスト、クラシックライダーになりたいと思っています。」
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個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)のコメント:
「とても速く、チームとしてはコントロールする必要のあったステージでした。我々は総合成績を狙うため、明日もまた集団をコントロールして、安全にクリアしたいと思う。」
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個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)寺田吉騎(シマノレーシング)のコメント:
「ポイント賞で1位の選手(カルボーニ)と13ポイント、2位のマルチェッリ選手とは5ポイント差だったので、中間スプリントを獲り、かつフィニッシュでマルチェッリ選手に先着できればポイント賞リーダーになれることを想定したうえで、今日は計画通りにすべて進みました。最初に出来かけた逃げも入部さんが差を埋めてくれたおかげで、自分が先頭で中間スプリントを獲れたんです。良い一日になりました。」
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個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)中井唯晶(シマノレーシング)のコメント:
「1回目のスプリントポイントを寺田選手が獲ってくれて、そのあとうまく自分が逃げに乗ることができました。今日は一緒に逃げたメンバーが最後まで逃げ切りましたが、悔しいので僕が集団に戻ったから逃げ切れたのだと思うことにします(笑)。明日の信州飯田ステージは山岳が厳しいですが、一回でも先頭通過できれば最終的な山岳賞が見えてくると思います。」
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新人賞(ホワイトジャージ)ザッカリー・マリッジ(チームブリッジレーン)のコメント:
「昨日よりはリラックスして走れました。とはいえスプリントに向けてレースの序盤から激しくて落ち着かない展開になり、タフでハードでした。今日でレースは折り返しですが、富士山や他のタフなステージが残っているので、厳しさで言えば全く半分にも達していないと思います。」
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第4ステージ 美濃順位
1位    ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)    3時間6分21秒
2位    山本哲央(日本ナショナルチーム)+0秒
3位    窪木一茂(日本ナショナルチーム)+29秒

個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)
1位    ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO) 9時間01分59秒
2位    アナトリー・ブディアク(トレンガヌサイクリングチーム)+15秒
3位    カーター・ベトルス(ルージャイ インシュアランス)+18秒

個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)
1位    寺田吉騎(シマノレーシング)45pt
2位    ジョバンニ・カルボーニ (JCL TEAM UKYO)44pt
3位    マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)43pt

個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)
1位    中井唯晶(シマノレーシング)25pt
2位    ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)6pt
3位    モハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(トレンガヌサイクリングチーム)6pt

個⼈総合新人賞(ホワイトジャージ)
1位    ザッカリー・マリッジ(チームブリッジレーン)    
2位    寺田吉騎(シマノレーシング)    
3位    ニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ カザクスタン ディベロップメントチーム)    

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