ステージ紹介
STAGE

The town 奈良県奈良市、山添村

四方を山に囲まれた盆地にある奈良市は、西暦710年から784年まで日本の都が置かれた歴史ある町。人口約37万人。奈良の象徴である東大寺は南都六宗のひとつ華厳宗の大本山で、728年に建てられた。世界最大の木造建築とされる世界遺産・大仏殿があり、聖武天皇によって建立された大仏がまつられる。周囲には広大な公園が広がり、鹿がのんびりとたたずむ。周回コースとなる山添村・布目ダムは東へ20kmほど。山添村の人口は約5,000人。

The stage

1999年の第４回大会から採用された奈良ステージは、恒例となった東大寺大仏殿前をスタートする。布目ダムまで約18kmの道のりは、パレード区間となるが、アップダウンはかなりのもの。それでも沿道の地元市民が毎年のように温かい声援を送ってくれる。1周10.1kmの布目ダム周辺周回コースに突入してからが戦いの開始。このルートは起伏に富み、道幅の狭い曲がりくねった道が続く。ゴール手前から1km以上も続く上りが最も厳しく、山岳ポイントもゴール付近に設定される。他の山岳ステージと比べるとそれほど厳しいコースとは感じられないが、ここでレースの主導権を握った選手が総合優勝するケースが多い。