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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

自転車を利活用したまちづくり

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先日、東京・高田馬場にて開催された「BICYCLE CITY EXPO 2017」に参加してきました。

このイベントのテーマは、「自転車を利活用したまちづくりの推進」となっており、昨年12月に国会で可決した「自転車活用推進法」の話題を軸に、以下のコンテンツを中心とした展示やステージイベントなどが実施されました。

◯自転車を利活用した未来志向の“まちづくり”
◯安全で機能的な駐輪機器・駐輪システムの展示・提案
◯エコで機能的・健康的、美観に富んだ最新交通システムの提案
◯最新自転車・パーツ・用品の展示&試乗会
◯シェア・ザ・ロード、鉄道事業と自転車
◯自転車を取り入れた健康志向のライフスタイルの提案
◯東京オリンピック・パラリンピックとスポーツサイクル

近年、先進国を中心に自転車政策を重視した都市が加速度的に増えていますが、日本でも昨年末に「自転車活用推進法」が可決したことでようやく同様の流れが生まれつつあります。

とはいえ、ご存知のように日本の道路というのは歴史的に「クルマ“超”優先」で創られており、また、都心部の過密度は限界まで効率化されているため、諸外国に比べて道路周り(走るため)の環境改善は決して容易な作業ではありません。

それでも、全体としてクルマ偏重社会を改善し、自転車を取り入れた交通システムを構築・高度化していくことは、世界の主要都市が取り組んでいる重要テーマのひとつであり、東京五輪を前にした日本に於いては絶対に取り組まなければならない“ミッション”の一つだともいえるでしょう。

「ツアー・オブ・ジャパン」という国際自転車イベントは「自転車ロードレース」の一大会であり、その「自転車ロードレース」というスポーツは、レースもトレーニングも一般公道を利用して行う(多くの先進国では一般公道での自転車走行を利用したエクササイズが積極的に推奨されている)という性質を持っています。

前提として「安全に快適に自転車に乗れる国」でなければサイクルスポーツの本質的な発展は期待できないわけで、今後、日本でも自転車走行空間の拡充、シェアサイクル、駐輪場の整備など、総合的な自転車走行の安全・安心対策などを強力に展開していくことが必要不可欠となります。

2012年に開催されたロンドンオリンピックでロンドンという街が「自転車の街」に生まれ変わったように、2020年をきっかけに日本でも同様のムーブメントが生まれることを期待しています。

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