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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

TOJの四季

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国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」は、毎年5月下旬に、1週間に亘って、大阪から東京へ向かう行程で開催されています。

これまでも何度かご説明しましたが、「ツアー・オブ・ジャパン」にとって、この5月開催というのは実はとても大きな意味を持っています。

私が所属している「一般財団法人日本自転車普及協会」が「ツアー・オブ・ジャパン」の主催者だと認識されている方は少なくないかもしれませんが、正式には「自転車月間推進協議会」が「ツアー・オブ・ジャパン」の主催者となっています。

「自転車月間推進協議会」についてですが、各種公益法人等の関係団体で構成されており、その中心的な運動が「自転車月間(5月)」になります。

「自転車月間」を簡単にご説明しますと、期間は毎年5月1日から5月31日までの1カ月間で、自転車の安全運転、対歩行者事故の防止等を目指しつつ、自転車利用者の交通ルール遵守及び交通マナーの向上を図ることを目的としています。ちなみに「5月5日」は「自転車の日」として定められています。

「ツアー・オブ・ジャパン」は、元々はこの「自転車月間」の「啓発運動」の一つとして開催がはじまった自転車ロードレースなのです。

説明が長くなりましたが、上記のように「ツアー・オブ・ジャパン」と「5月」というのは非常に深い結び付きがあり、そう簡単には切り離せない関係性を持っています。

今後、「ツアー・オブ・ジャパン」が「ワールドツアー(もしくはその前のHC)」への昇格を目指す上で、世界トップクラスの「UCIワールドチーム」の招聘は非常に重要な要素となります。

しかし、「ツアー・オブ・ジャパン」が開催される「5月」というのは、世界三大ステージレース(グランツール)の一つである「ジロ・デ・イタリア」及び北米最大のステージレース「ツアー・オブ・カリフォルニア」の開催時期と重なっており、正直なところ、「UCIワールドチーム」をいま以上に招聘するのはかなりのハードルとなっています…

本気でワールドツアーを目指すならば、どこかの段階で「ツアー・オブ・ジャパン」の開催時期を秋へ移動することを検討しなくてはならないのはすでに多くの関係者が感じていることでもあります。

先日、「TOJ中部3県合同会議」出席のために岐阜県美濃市へ行って参りましたが、「秋の美濃」は「5月の美濃」とはまた違った美しさを醸し出していました。

現在、「ツアー・オブ・ジャパン」の「フィロソフィー」のなかには「地域貢献」という要素が含まれており、「年間を通じてステージ開催地域のメリットを最大化する」という命題に取り組んでいます。

すでにいくつかのステージでは「ツアー・オブ・ジャパン」関連イベントを本大会の真裏の時期に開催していたりもしますが、そこにはいつもの「ツアー・オブ・ジャパン」とは違った「TOJの四季」が存在していました。

「大自然をフィールドに変えるスポーツ」ならではの四季の顔に触れると、「いつか秋のツアー・オブ・ジャパンを開催するときが来るのかな?」という妄想が刺激されます。

勝手な妄想ですが、「紅葉のなかを駆け抜けるツアー・オブ・ジャパン」というのもいずれ観てみたい気もします。

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