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タカコネコさんの全日本選手権

日本一を決める全日本選手権観戦に島根県までおでかけのタカコネコさん。おなじみの皆さんも一緒です♪

こんばんにゃタカコネコです。6月24日「全日本選手権大会ロードレース」の応援に行ってきました。今年の開催地は島根県益田市。

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とても緑豊かで長閑な風景。ここで全日本のチャンピオンを決める国内頂上決戦が行われました。
国内選手にとってこれほど欲しいタイトルは他にはないのではないでしょうか。制した者には日の丸が入った全日本チャンピオンジャージが与えられ、1年間着用することになります。すべての苦しいトレーニングはこの日のためにあると言っても過言ではないかもしれませんね。

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結果から言うと、山本元喜選手(キナンサイクリングチーム)が見事、その栄光を手にしました。
最後の最後までそのペダリングは力強かったし、そしてまたチーム力が本当に素晴らしかった!山本元喜選手、そしてキナンサイクリングチーム、おめでとうございます。

ということで、ここからはカメラマンMちゃん(以下M)の写真やコメントを交えながら、少しだけ会場の雰囲気などをお伝えできればと思います(^^)

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M『午前9時スタート。日差しの強さが厳しいレースを予感させます』

「全日本自転車競技選手権大会ロードレース男子エリート」これが正式名称らしいのですが、だいぶ長いです、舌かみそうになります(笑)今年は1周14.2kmの特設コースを15周回213km。そしてこの日は梅雨まっただなか。太陽はジリジリ湿り気をおびた空気は重くのしかかり、西日本ならでは?...まるで地獄のような蒸し暑さです。選手にとってもかなり厳しい条件だったのではないでしょうか。私たちも熱中症にならないように、レースが始まる前にしっかり補給用の水分を準備します。

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会場の飲食ブースには冷たい飲み物など、たくさんのおもてなしが用意されていました。おつまみセットが無料配布されていたり(塩分補給にありがたく)そしてなんと言ってもメロンが!甘くて冷たくて最高に美味しかったです。鶏卵饅頭はモチモチで絶品な上に、何度行っても気さくなおじさんが試食品(丸ごと1個)を下さるという...。いえ、、決してわざと何度も行ったわけではありませんよ!タカコネコはそんな泥棒ネコみたいなことはしませんっ(笑)

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M『益田商工会議所のみなさまによる益田ハーブ鶏のふるまい鍋。大きなお鍋で1000食のおもてなし。「あと40食配りきるぞー!!」円陣に遭遇したカメラマンMもありがたく美味しくいただきました。』

益田市内の各シャトルバス乗り場から会場のすみずみまで、かなり大勢の地元ボランティアさんたちの姿を見ました。とても明るく親切で、ひとの温かさみたいなものをたくさん感じ、またロードレースの開催を歓迎してくれているような印象も。益田市とっても良いところでした。感謝(^^)

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さてレースは着々と周回数が重ねられていきます。すると突然なにかが足元に飛んできたのです。なんと冷たい補給ジェル!応援している宇都宮ブリッツェンの選手からでした。嬉しくて、一瞬にして暑さなんか吹っとびました!あれどこ消えた?と探したくなるぐらい(笑)そして隣にいた友人にもブリヂストンの選手からボトル入りのサコッシュ♪

これは自転車ロードレース観戦の楽しみのひとつ。選手たちは少しでも身軽になるために不要になったもの(ボトルが多いですね)を沿道に投げます。それを観戦者が拾い、時には争奪戦になるとかならないとか。絶賛開催中のツール・ド・フランスなどでもおなじみの光景ですね(≧◡≦)

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レース終盤。応援は次第に「祈り」に変わっていきます。
序盤から逃げつづけていた小野寺選手が逃げの先頭グループから遅れてしまいます。私の前をとおるその瞬間、え?笑ってる?と思ったのですが決してそうではありませんでした。必死でちぎれまいと極限にまで追いこんでいる姿だったのです。まるで笑っているかのような顔に...。その後、見るに耐えられないほど蛇行しながらゴールラインにたどりついたその姿には感極まりました(T-T)

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M『コース上の牧場。大勢の報道陣が気になるご様子。お食事中におじゃましましたー。』

毎年、様々なドラマが生まれるという全日本選手権。6時間弱のレースのなかで選手ひとりひとりの想いがぶつかりあい、正真正銘のサバイバルレースとなる。今年は118名の出走者のうち完走できたのはわずか31名でした。そして泣いても笑っても一年に一度、たった一人しかその栄光を手にすることができない、それが全日本選手権なんですよね。

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M『レースを終えてチームテントに戻ってきた選手。ほどけかけたテーピングが過酷なレースだったのだろうと想像させます』

どんな結果であれすべてての選手が本気で戦いぬいたことは紛れもない真実。そんなすべての選手たちの健闘を心から称えたいと思います。そしてこれからまた、新しいチャレンジに向かう姿に精一杯のエールをおくりたい、そんな気持ちでいっぱいです。

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